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歯科衛生士が働きたい歯科医院の条件とは?

2023.02.28

歯科衛生士不足の中で、良い人材を獲得したいと思っている歯科医院や院長先生は多いのではないでしょうか?

歯科医院で歯科衛生士を採用するためには、歯科医院が欲しい人材と歯科衛生士が働きたいと思う条件のマッチングが重要です。

しかし、歯科衛生士不足と言われている中で、求人を出してもなかなか採用できないのが現状だと言われています。

歯科衛生士を採用するためには、求職者の歯科衛生士が働きたいと思えるような魅力のある医院でなければなりません。

多くの歯科医院がある中で、歯科衛生士が医院を選ぶ基準や魅力的な医院だと思う理由とはどんなものがあるのでしょうか?

今回は、現役歯科衛生士の目線から働きたいと思う医院の条件を紐解いていきたいと思います。

 

歯科衛生士が働く医院を選ぶ条件

歯科医院を選ぶ条件

歯科衛生士が働く医院を選ぶ条件は、個々によって異なってきますが、実際どんな条件があるのでしょうか?

以下の6つの条件を挙げてみました。

①給与

歯科衛生士は求人倍率が高いため、待遇面を理由に就職や転職する人も多くいます。歯科衛生士の平均給与は、23〜27万円となっており平均年収は350万円前後で、景気などに影響されず比較的安定しています。しかし、昇給や賞与の変動が大きくないため、勤続年数が長くても昇給がない医院もあります。

➁休日・有給休暇・福利厚生

歯科医院は大きな企業と違い、人数が少ないため特に休みなどの福利厚生を充実させることが難しい傾向にあります。年間休日はどのくらいで有給休暇は何日とれるか、出産・育児休暇を取得でき、実績はあるかなど、多くの人が気にするポイントでもあります。

また、住宅や通勤などの手当があるか把握・検討することも大事です。

③人間関係

歯科医院では、少人数の環境で仕事をすることが多く、院長やスタッフとの人間関係がやりがいや能率に関わることが多々あります。実際に、常勤歯科衛生士の転職理由として「経営者との人間関係」が約32%と一番多くなっています。勤める前に、院長の診療への考え方や人柄を理解しておくことが大事といえます。

⑤設備

新しい医院や最新の設備が充実している医院は人気が高いと言えます。衛生士業務を行う上で、機械や道具が充実していることは働きやすさにも繋がります。また、設備だけでなくスタッフルームやロッカーがあるかなども働く医院を選ぶ条件の一つとして選んでいることがあります。

⑥立地

歯科医院の立地は、通勤時間やプライベートの生活に影響するため、多くの人が気にしている項目の一つです。自宅から近い、少し遠いが通える距離、それぞれ重視するポイントは異なります。通勤だけでなく、仕事帰りに買い物ができるか、そのまま食事や飲みにいけるかをみていることもあります。また、郊外や交通機関が整っていない場所では、車通勤が可能か、可能な場合は、駐車場があるかも重要です。

⑧スキルアップ支援

働きながらスキルアップしたい歯科衛生士さんも多くいます。歯科医院によって先生の専門分野や学べる環境、教育体制も様々で、自分がどの分野で活躍していきたいかによって歯科医院を選んでいきます。進みたいキャリアがはっきりしている場合や認定医衛生士の資格取得を目指している場合は、資格取得のサポートが充実している医院を選びます。

 

歯科衛生士の私が働くうえで重要視している3つのポイント

ここでは、実際に歯科衛生士として働いている私が、実際の現場の声として、参考になるように、働く上で重要視しているポイントを3つ挙げてみました。

①人間関係

私が働く上で重視しているポイントの一つ目は、人間関係です。プライベートでも仲良くしたいということはありませんが、仕事に支障がないことを重視しています。

よく聞く話では「院長が、患者さんの前でできない衛生士を叱る」「勤務年数最年長のスタッフが新人スタッフをいじめる」などがあります。人間関係が良いところだと仕事に集中でき、効率もアップします。また、同じ目標に向かい仕事ができる、分からないことはすぐ質問できるため、早く仕事を覚えられる、作業効率がアップするメリットがあると思っています。

➁給与

働く上で重視するポイントの二つ目は、給与です。頑張りに応じて昇給や賞与がある医院では長く働きたいと思いますが、何年たっても昇給がない、給与が変わらない歯科医院では、働く意欲もなくなってしまいます。

実際、以前働いていた歯科医院で昇給はありませんでした。現在、勤務している歯科医院でも何年も昇給がなく、給与が上がっていない現状もあります。

次回の転職活動の際は、昇給や賞与制度が整っている歯科医院を選びたいと思います。

③スキルアップ支援

資格のある歯科衛生士という仕事をしているうえで、働きながら資格や認定衛生士を取得したいと思う人も多いのではないでしょうか。歯科医院自体で勉強会があったり、院長先生やスタッフと学会に参加できる制度や支援がある医院では、やりがいをもって働けるポイントの一つなので、働く上で重視しているポイントの一つであります。

 

他医院の実例

私がライターとしてお仕事している「デンタルリクルート」では、求人作成の前に歯科医院のヒアリングを行います。院長もしくは、人事担当の方から医院の良い所や求人概要を聞き、求人情報に反映させていきます。私がヒアリングに参加した際に、「ここの歯科医院は、魅力的!」と思った実例を紹介していきます。

①福利厚生充実

福利厚生は、法定外の福利厚生は歯科医院での設定が可能なため、様々な種類があります。

有給も重要ですが、家賃手当があったり、社員旅行や懇親会があったり、歯科治療や自費治療の補助等がある歯科医院は魅力的に感じました。女性の立場としては、ホワイトニング施術無料や、デンタルエステや美容施術の福利厚生がある医院はとても羨ましく思いました。

➁院長先生やスタッフの人柄

ヒヤリングで実際にお話を伺うと、院長先生やスタッフの方の人柄がわかります。

スタッフ思いの院長先生や、人柄が穏やかな院長先生、自らムードメーカーとなり医院を盛り上げている院長先生など様々な先生がいました。

その中でも、特に印象に残っているのは院長がスタッフ思いの医院さんです。

院長や医院自ら医院のムードメーカーとなっていて、スタッフから歯科医院のヒアリングした際も院長先生のことをスタッフが尊敬しており、医院の雰囲気が良いことが分かり、とても魅力的な歯科医院だと感じました。

③評価制度で給与が決まる

現在多くの医院では、年功序列や勤続年数で給与が決まります。しかし、評価制度で給与を決定している医院があります。テストややる気や勤務態度で、給与のランクがあり、そこから給与が決定します。頑張りに応じて給与が反映されることは、やる気にもつながるのでとてもいい給与制度だと感じました。

④有給消化率100%

プライベートを充実させることは働く上で重要だと考えます。休みたいときに休みの取得ができることで、仕事にも精がでます。多くの医院が有給取得推奨なケースが多いのですが、「有給消化率100%で、スタッフが積極的に消化している」という歯科医院はとても魅力的に感じました。

 

まとめ

今回は、歯科衛生士が働きたいと思う歯科医院の条件について解説しました。

多くの歯科医院がある中で、求職者の歯科衛生士から選ばれる歯科医院であるためには魅力のある条件の提示も必要となってきます。

歯科医院の良さを最大限提示し、歯科衛生士が働きたいと思う医院づくりをすることで、良い人材を獲得でき、結果、歯科医院が活性化することに繋がります。

魅力的な求人作成には、プロのライターが求人を作成する「デンタルリクルート」を活用することもおすすめです。

歯科衛生士の採用にお困りの歯科医院様はぜひ一度ご相談ください。

 

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